Kamui Kobayashi to fill in for injured Timo Glock at Brazilian Grand Prix

今年のF1シリーズも終盤を迎える。今季を振り返ると各チームともドライバーの変更が多いシーズンだったが、ここに来てまた一つシートチェンジの知らせが飛び込んできた。

詳細に入る前に、今季のドライバーの変更をおさらいしてみよう。まず今シーズンは、第10戦のハンガリーGPを前に、トロロッソによるセバスチャン・ブルデーの解雇とハイメ・アルグエルスアリの起用が話題になった。その後、フェラーリのフェリペ・マッサが負傷すると、ドラマの舞台はフェラーリに。

マッサの後任にミハエル・シューマッハの名が挙がるも、シューマッハもケガで辞退。そこで起用されたルカ・バドエルも期待外れに終わり、結局フォース・インディアからジャンカルロ・フィジケラを迎えて、ようやくフェラーリチームは落ち着きを見せた。フォース・インディアはリザーブドライバーのトニオ・リウッツイがフィジケラの後任を務める形となった。

クラッシュゲート問題に揺れたルノーは、解雇したネルソン・ピケJr.の後釜にリザーブドライバーのロメイン・グロージャンを昇格させた。そして今度はトヨタチームが、日本GPの予選で負傷したティモ・グロックに代わり、小林可夢偉を今週末のブラジルGP戦に起用すると発表した。

グロックは2004年、当時所属していたジョーダン・グランプリからF1デビューし、4戦に出場してポイントを獲得するなど、めざましい成績を残したドイツのドライバー。トヨタに迎えられてF1に復帰するまでは、チャンプカー・ワールドシリーズやGP2シリーズで活躍しており、2007年にはGP2で優勝を果たしている。

今季のF1では、シンガポールGPでの2位を含め、表彰台に2度上る好成績を挙げているが、10月上旬に行われた日本グランプリの予選セッションで、大クラッシュを起こしリタイア。当初、足の切り傷と診断されていたが、検査の結果、脊椎を痛めていることがわかり残り2戦を欠場することになった。

これにより、リザーブドライバーの小林可夢偉がブラジル戦でデビューを飾ることが決定。小林は、GP2のアジアシリーズ現チャンピオンで、現在23歳のドライバー。慣れない車で初体験のコースに臨むわけだが、思いがけないデビューチャンスにさぞ胸踊る思いだろう。ぜひ、グロックに負けないデビューを飾ってもらいたいものだ。