BMW previews its vision of a safer city scooter with C1-E concept

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シティスクーターC1-Eコンセプトの画像を公開したBMW。「このシティスクーターは、実に安全で環境にやさしい。実用性に優れた単気筒のバイクで、まさに未来の乗り物だ」とBMWは豪語している。さて、その宣伝文句が本当に正しいのかを分析してみるとしよう。

まずは安全性についてだ。BMWは2000年から2003年にかけ、欧州を中心に高い安全性をうたったスクーター「C1」を販売した。残念ながら売上不振のため生産中止となったが、これまで生産された2輪車の中ではかなりの安全性を誇っていたかもしれない。このC1をベースに開発されたC1-Eは、転倒時の怪我防止のためにフロントからリアにかけて、ぐるりと完全にキャビンが囲まれている。また、シートベルトが装備されており、バイクの重心も低く設定されている。さらに、ABS(アンチロック・ブレーキシステム)やタイヤ空気圧コントロールシステム、アンチスリップ・コントロールシステム、トラクション・コントロールシステムなど、安全装置も十分すぎるほどだ。

では、環境にはやさしいのか? BMWは電動バイクの製造で有名なべクトリックス(先日、米連邦破産法11条を宣言)の電気モーターとコントロールシステムを採用しているため、当然、CO2排出量はゼロである。バッテリーパックは大容量の電力確保のために、リチウムイオンに変更している。ちなみに、一般的な電気モーターか、小型の内燃エンジンを選択することも可能だ。

最後に、実用性はどうだろうか? まず、コックピットがぐるりと覆われていることから、どんな天候でも使用できそうだ。さらに、シートの後ろには大きなラゲッジスペースがあり、使い勝手の良さも申し分ないだろう。しかし、いいところだらけC1-Eだが、残念ながら、発売される可能性は低い。というのも、BMWがC1-Eを製造したのは、あくまでもヨーロッパのバイク製造業者などが集まり、都市部での安全性を訴えているプロジェクト"eSUM(European Safer Urban Motorcycling)"のためだったからだ。最強の安全性を誇る(?)シティスクーターの写真はギャラリーをチェック。さらに詳しく知りたい方はプレスリリース(英語)を参照してほしい。

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