先日のフランクフルト自動車ショーでは、大型のハイパフォーマンスカーがEVとして続々と登場する中、小さなシティカーに既存の方法でハイパフォーマンスを与える流行も見て取れた。

かねてからスマートの高性能版で知られるブラバスからは、スマート・フォー・ツー・カブリオレをチューンした究極のスマート・フォー・ツーが発表された。
ブラバス・アルティメット112 Rと名付けられたこのスマートの特徴として、彼らは「カーボンファイバー、レーシング・ルックス、そしてパワー」を挙げる。
三菱製オールアルミの1リッター3気筒ターボエンジンは最高出力112hp [82.4kW] /5750rpmと最大トルク15.3kgm [150Nm] /3300-3900rpmにまで引き上げられ、0-100km/h加速は9.5秒、最高速度は170km/hでリミッター作動という性能を得た。
このパワーを受け止める足回りは、車高調整付きスポーツ・サスペンションによって30mm低められ、黒く塗られた18インチのブラバス・モノブロックVI ダブル・スポーク・ホイールに前205/35、後235/30というタイヤを履く。
ステンレス製のスポーツ・エグゾーストはアルミ製テールバイプをセンターから2本出し。スマートにパワーだけでなくスポーティな排気音も与えた。

ボディはガンメタル・グレイに塗装され、クリア・コーティングされたカーボンファイバーがBピラー下部、フラップが加えられたフロント・スポイラー、ロッカーパネル、リア・ディフューザーに用いられている。 また内装もレーシーな仕上がりになっており、スピードメーター、タコメーター、時計の各ベゼルとウインカー・レバー、ドア・ハンドルはカーボンファイバー製。ペダル類はステンレス製、シフトノブとサイドブレーキ・グリップはアルミ製だ。二脚のスポーツ・シートは表皮に滑りにくいアルカンタラが使用され、赤いスティッチと"Ultimate R"のロゴが輝く。
直径32cmのスポーツ・ステアリングにはF1タイプのパドルが付き手動でギアシフトが可能。シフトに要する時間も短縮されている。 クーペとカブリオが選べるが、日本で売られるときは恒例の限定販売となるかも知れない。

環境問題も大切だけれどクルマの根源的な魅力も諦めたくはないという人には、この手の小さなチューンド・カーはなかなか魅力的に映るのではないだろうか。

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