Michael Moore screens new film Capitalism: A Love Story at GM RenCen [w/VIDEO]

マイケル・ムーアがTwitterで、「GM本社を初めて公式に訪ねたときのビデオだ」と書き込み、ある映像を紹介した。ご存知ない方のために説明すると、マイケル・ムーアは『ボウリング・フォー・コロンバイン』『華氏911』『シッコ』と言ったドキュメンタリー映像で有名な映画監督。今から20年前に、『ロジャー&ミー』という映画で監督としてデビューを果たした。

『ロジャー&ミー』は、ムーアの故郷であり、かつてGMの工場町として知られていたミシガン州フリントが、苦境に立たされた時の様子を記録したドキュメンタリー映画。好況の真っ只中だというのに、GMの会長 ロジャー・スミスは、フリントにあるGMの工場を閉鎖して、その拠点をメキシコに移し、約3万人ものアメリカ人労働者をリストラしたのだ。

これを聞けば、マイケル・ムーアがGMから好かれていないことは容易に想像できるだろう。だが今回、ムーアは米の金融界を描いた新作『キャピタリズム~マネーは踊る~』の初公開の場を、GMが所有するデトロイトのダウンタウンにあるルネッサンス・センターに決めたのだ。

実はGM側が事態に気づいたのは、ムーア側のスケジュールが全て決まった後。慌てて、映画の公開を中止させようとしたが、既に遅かった。GMは妥協案としてムーア本人が来場しないことを条件に上映の許可を出したが、当日のメディアの取材は全てシャットアウトした。

ムーアは、やむをえず近くのマリオットホテルで上映後のインタビューを行うことにしていた(マリオットホテルはルネッサンス・センターの中ではなく、通りを挟んで向かい側にある)が当日、彼は会場に堂々と入っていき、観客に挨拶までしたのだ。ムーアは追い払われることもなく、騒動も起こらなかった。ビデオを用意したので、ぜひ当日の模様をチェックしてほしい。