不況とはいえ、原油価格は現在も1バレルあたり70ドル前後で取引されている。原油がこのような高値で取引されるのには、市場のさらなる需要や投機家による相場価格の操作など、様々な理由が挙げられる。その中でも一番大きな理由は、埋蔵されている場所のほとんどがすでに掘削され、石油の入手が難しくなっていることだ。

このような原油を取り巻く状況のなか、イギリスに本社をおく世界有数のエネルギー企業「BP」がメキシコ湾で巨大な油田を発見し、大ニュースとなっている。伝えられたところによると、発見されたのは30億~60億バレル相当の原油と天然ガスで、テキサス州沿岸から約400km離れたメキシコ湾内だという。BPは、掘削深度としてこれまでで最も深い11kmを掘削し、今回の巨大油田を発見したようだ。

米ウェブ情報サイト「Autoline Daily」によると、BPは現在、メキシコ湾で1日に40万バレルの原油を採油しているが、10年後にはこれに加え、25万バレルの"黒い黄金"が採掘できると期待しているようだ。うれしいニュースではあるが、現在アメリカでは、毎日2000万バレルもの石油が消費されているという現実を考えると、巨大油田発見のニュースも、ため息まじりとなってしまいそうだ。ビデオをクリックしてAutoline Dailyをチェックしてみよう。