フィアットはグランデ・プントの進化型であるFiat Punto Evo(フィアット・プント・エヴォ)を発表。来月のフランクフルトモーターショーでお披露目する予定です。

"Evo"というと、ランチア・デルタ・HF・インテグラーレ・エヴォルツィオーネだとかミツビシ・ランサー・エヴォリューションのようなハイパフォーマンスをつい想像してしまいますが、プント・エヴォはその名の通り「進化した」プントです。どこが進化したのかというと、やはり今の時代、それは主に環境性能だったりします。

日本に輸入されることを頭に置いてみると、一番注目なのはフィアット・パワートレイン・テクノロジーが開発した新型ガソリンエンジン、「マルチエア」でしょう。 これはアルファロメオMiToにも積まれることが発表済みですが、プント・エヴォが積むのも同じ1.4リッターユニットとなります。

電子油圧制御の可変バルブ・システムで、吸気バルブに入る空気の量をスロットルを使わずに直接コントロールすることで、従来型の同サイズのエンジンより、10%の馬力向上、15%のトルク向上、10%の燃費向上、10%のCO2排出削減、40%の粒子状物質排出量削減、60%の窒素酸化物排出量削減を達成したという、環境に優しいだけでなくパワーもトルクもアップした期待のエンジンです。
プント・エヴォには105psの自然吸気ユニットが載ると思われます。170psのターボ・ユニットはアバルト・プント・エヴォ用でしょうか。
新型エンジンだけでなく、日本車でもおなじみの自動アイドリング停止機能、Start & Stopシステムも搭載しています。

プント・エヴォは安全性能も進化していて、7つのエアバッグを装備。フロント・エアバッグ、フロント・サイド・エアバッグ、ウインドウ・エアバッグを2つずつと、加えてドライバー・ニー・エアバッグ1つが、すべてのグレードに標準装備されています。
もちろんABS(車輪固着防止装置)やEBD(電子制御制動力配分装置)、ESP(横滑り防止装置)はもれなく、さらにヒル・ホールダーという坂道発進補助装置まで装備しています。

また、日本仕様には付かないとは思いますが、最新型のBlue&MeシステムであるBlue&Me-TomTomが搭載されています。
これはいわゆるインフォテインメントと呼ばれるもので、タッチスクリーンで操作するカーナビであり、電話もかけられ、さらに車両の様々な情報を参照することができて、例えばエコドライブをする時には最適なアクセル開度やギア・チェンジのタイミングを指示してくれるそうです。ちなみにTomTomというのはポータブル・ナビゲーション・システムの会社の名前です。

もともと登場したときからグランデ・プントのデザインはかっこいいと評判だったように記憶していますが、内外装のデザインはさらに洗練されました。
「マセラティ(当時の)を思わせる」と言われた顔は、今度はグリルから離れたバッジと横バーが何となくフィアット500を思わせるような...。
ボディ・サイズは1cm程度長くなったくらいでほぼ不変。現在でも1700mm以下の車幅は、評価する人も多いと思われます。日本で乗るには便利、というかあちら(イタリア)も都市部では狭い道が多いからということでしょうか。ブリスター・フェンダーは付きません。

日本に入ってくるのはおそらくATの設定を待ってからでしょう。
引き続きデュアロジックが採用されるのか、それとも新しくツイン・クラッチ式が搭載されるか、楽しみです。