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今月17日から開催するフランクフルトモーターショーで、ボルボは新型セダンS60の市販モデルの発表を予定していたが、ここにきてショーでのデビューをキャンセルするような動きを見せている。オランダの車情報サイト「Autotelegraaf」によると、2010年まで発表を控えるとのことだ。今年初めのデトロイトモーターショーでは、フォードが新開発した1.6リッターエコブースト・エンジンを搭載した、S60のコンセプトモデルが披露されたばかりだった。発表を遅らせる理由は不明だが、まだ改善したい点があるのかもしれない。それを裏付けるかのように、ボルボは来月、S60のテスト走行をニュルブルクリンクで予定しているようだ。

また、「ボルボ」の販売台数を何としても伸ばしたい、という親会社フォードの意気込みも、今回の発表の遅れに関係しているように思える。というのも、中国自動車メーカー最大手の「吉利汽車(ギーリー)」が、ボルボの買収をもくろんでいると噂されているからだ。また、ボルボグループの1つ、ボルボ・トラックは、中国企業の手に渡ることによるブランドイメージの低下と、これまでフォードと共有してきた知的財産権やテクノロジーを吉利汽車に奪われることを懸念している。実は、GM傘下の独オペルの売却をめぐって、カナダ系自動車部品メーカー、マグナとマグナを支援するロシア国営メーカーとの間でも同様の問題が浮上している。フォードやGMのような巨大企業の一部を切り売りするとなれば、これまで築き上げてきた技術を他社に持っていかれてしまうという点が、何よりもツライところだ。
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