「いまだ見つからない殺人事件の被害者の車、事件解決の重要な鍵に」

2009年8月22日TMZスタッフ投稿

警察当局は、殺されたジャスミン・フィオーレが所有していた白のメルセデス・ベンツが、事件解決の重要な証拠となると考えている。

米ケーブルテレビ・チャンネルVH1のリアリテイ番組"Megan Wants a Millionaire"で知られるライアン・ジェンキンスは、妻でありモデルのジャスミン・フィオーレ殺害の容疑をかけられている。この事件を追いかけていた米芸能専門サイト「TMZ」がジャスミンの所有していた車をスクープ。事件を解決する重要な手がかりとなると報じた。その車とは2007年型の白のメルセデス・ベンツで、24インチの黒のホイールと黒のルーフが特徴だ。(注:TMZはAutoblogを運営しているAOLが手がけているサイトだが、サイト間の情報提携はしていない)。

ところがここで大きな間違いが起こる。徹底した調査報道で知られるTMZだが、スクープとして掲載したメルセデスの写真は、実際にジャスミンが使用していた車ではなく、なんとチューナーとして有名なR.J.デベラが所有する、RO-JAのホイール付きブラバスCLSの写真だったのだ。さらにTMZのスクープをもとに、KABC-TVロサンゼルスが同様に事件を報道。KABCは事実関係の確認を怠ったようで、TMZの報道と同じ写真が使われてしまった。このブラバスCLSの写真は大規模SNSサイトFacebookとMySpaceのデベラのページに掲載されており、「GTチャンネル」の関係者がその間違いに気付いた。関係者はその自動車関連サイトで一部始終をレポートし、デベラの車の写真を掲載したTMZのサイトと、それを流用してこの事件を放送したKABCのニュース番組の画像も掲載した。

そんな騒動の中、ライアン・ジェンキンスはいまだに殺人容疑者として逃走中であり、カナダで彼の捜索が行われている。ジェンキンスが逮捕されるまで、ニュースに取り上げられてしまったこの車で、デベラが出かけることはできそうもない。