フェラーリのベテランテストドライバーであるルカ・バドエルが、10年ぶりにF1レースに復帰することになった。負傷したフェリペ・マッサの代役として一時的にレースに復帰する予定だったミハエル・シューマッハが出場を断念したため、バドエルに白羽の矢が立ったのだ。先日フェラーリは"プロモーション目的"と称し、自社のフィオラノサーキットでバドエルにフェラーリF60のテスト走行を行わせた。バドエルはスペインのバレンシアで開催されるヨーロッパGPに向けエンジン全開のようだ。しかし、マッサの復帰が当初の予想より早まる可能性もあるとの報道も入ってきており、バドエルとしてはこのチャンスにそれほど満足はできない心境だろう。

マッサの元を訪れ、彼の回復ぶりを見たフェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリがイタリアのマスコミに話した内容によれば、9月上旬にモンツアサーキットで行われるイタリアGPでマッサは復帰できるかもしれないということだ。しかしその前にマッサは、パリの国際自動車連盟(FIA)本部で検査を受け、レース出場の許可を得なければならない。出場するなら強度の高いヘルメットの着用も必要になるだろう。当面の間はマッサの回復を根気よく見守ってほしいと、ドメニカリは語っている。