世界規模で起きている金融危機のため、またもやF1から撤退するチームが出てくる可能性が浮上した。メルセデス・ベンツがホンダ、BMWに続き、撤退を検討しているのだ。F1に参加している自動車メーカーはかねてからF1参加のメリットについて疑問を持っている。メルセデスはF1の撤退をこの数カ月検討しているが、まだ答えは出ていないということだ。F1レースとメルセデスの方向性が合致すれば、メルセデスもモータースポーツへの参加を再検討する可能性もある。例えば、アメリカン・ル・マン・シリーズで開催される代替燃料を使ったエコカーによるレースなども検討材料になるだろう。

メルセデス・ベンツはマクラーレンの株を40パーセント保有し、マクラーレンとブラウンGPにエンジンを提供している。メルセデスが撤退を決定すれば、マクラーレンやブラウンにどのような影響を及ぼすかはまだ分からない。マクラーレンはメルセデスがF1に参戦する前からF1での活動に熱心だったため、そのまま残留することも考えられる。その場合、エンジンはコスワースが提供することになるだろう。自動車メーカーの相次ぐ撤退により、F1はフェラーリとルノー以外のほとんどのチームがフォード・コスワースDFV V8エンジンを使用していた70年代のような状態に逆戻りしてしまうかもしれない。