ピニンファリーナ製1967年フェラーリ ディーノ206 コンペティツィオーネの高解像度ギャラリーは下の画像をクリック

ジェームズ・グリッケンハウス氏といえば、autoblogの読者なら聞き覚えがあるだろう。数年前にエンツォ・フェラーリをベースとした、フェラーリP4/5ピニンファリーナをオーダーしたあの人物だ。彼はアメリカの映画監督だが、高級車コレクターとしても知られている。グリッケンハウス氏はご自慢の超レアな高級車を、冷暖房完備のガレージに隠し持ったりせず、ドライブに繰り出し、惜しげもなく世間にお披露目しているらしい。

そんなグリッケンハウス氏が最近手に入れた新たな1台が、ピニンファリーナ製の1967年型フェラーリ ディーノ206 コンペティツィオーネだ。小型ガルウイング式スポーツカーで、デザインの研究とエアロダイナミクスの実験のため、フェラーリとピニンファリーナがタッグを組んで製造したコンセプトカーである。生産する予定はまったくなかったが、結局、製作過程の技術を他モデルにも活用することになったようだ。ディーノ206コンペティツィオーネは、30年以上にわたってピニンファリーナ・ミュージアムに所蔵されていたが、グリッケンハウス氏との数年間の交渉の末、2007年にピニンファリーナはディーノを売却することに同意した。今回のメドーブルック・コンクールでは、自身が所有する1967年型フェラーリ330 P3/4 スパイダーやオースティン・ヒーレー3000を含む、他の強力なライバル車を抑え、ディーノ206コンペティツィオーネが見事、優勝を飾った。グリッケンハウス氏が我々に語ってくれたのだが、彼は世にも貴重なこの1台を日々、フツーに運転しているそうだ。何ともうらやましい話である。
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