たとえ目には見えなくても、運転に大きな影響を及ぼすものがある。その一つが「空気」だ。オープンカーを走らせている時にフロントガラス内に発生する強風、「巻き込み風」と言えばお分かりだろう。

輝く太陽、雲一つない空とくれば誰だって、オープンカーでドライブをしたくなるものだ。そのとき、あなたの頭がボウリングのボールのようにつるりとしているなら問題はない。ササッと日焼け止めを塗ってお出かけだ。しかしそうでない場合、つまり髪の毛があると、風で髪は巻き上げられ、バサバサ、グチャグチャのとんでもない事態になる。もちろん帽子をかぶるという手はあるが、そうすると髪に帽子の跡がついてしまい、脱いだ時に笑いモノになる危険が...。それを避けるために、オープンカーの屋根を一日中閉めるハメになっては本末転倒だ。

1980年代にはオープンカー向けのいくつか風よけが考案されたが、どれも取り付けが面倒で、うんざりするものばかり。しかもカッコ悪い。そこで、スタンフォード大学工学部とミュンヘン工科大学の学生たちが、これを解決するフロントガラスを共同開発した。『OpenRoad』と名付けられたこのガラスは、ガラスの中央下部に穴が開いている。そこを通リ抜ける気流が、空気が渦を巻くのを防ぐ仕組みになっている。至極単純なアイデアながら効果は抜群だ。

実際に製品化されるとすれば、フロントガラスではなく、車体前部から空気が通るように改良されたデザインになると思われる。しかしそのコンセプトは見事なまでにシンプルで、その効果はビデオで証明されている。情報提供者に感謝。

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