BMWの大株主であるドイツの大富豪スザンネ・クラッテンさんが、昨年の恐喝事件に続いて再び世間の注目を浴びるハメとなった。
クラッテンさんは、BMWの危機を救ったとして有名なドイツの名門クヴァント家の出身であるが、ここ数年、一家にはナチスとの密接な関係がささやかれていた。そんな状況に追い討ちをかけるように起きたのが、昨年の事件だった。クラッテンさんは、3人の子どもがいる身でありながら、2ヵ月間愛人関係を持ったスイスの元銀行家ヘルグ・スカルビに、不倫ビデオの公開をたてに70億円の支払いを要求された。
しかし、クラッテンさんが警察に駆け込んだ結果、スカルビは6年の禁固刑を受け、事件は終結したかに見えた。ところが、金融情報サイトのBloombergによると、先日、またもや同様の手口でクラッテンさんが恐喝されたという。

今回の犯人は3人組のグループで、クラッテンさんに例の不倫テープを入手したと連絡し、1億円とBMW X5を要求。従わない場合はテープを世間に公表すると脅迫。しかし、前回の恐喝事件に懲りたクラッテンさんがすぐに警察に通報したおかげで、犯人たちはただちに逮捕された。ちなみに警察が踏み込んだとき、3人は誰がBMW X5を運転するかでもめていたそうだ。
なお、犯人が実際に不倫ビデオを持っていたかどうかは不明のままだが、これ以上、模倣犯が出ないことを祈るしかない。