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フィアットの最近の「買いっぷり」には目を見張るものがある。ライバルたちがコスト削減や事業の切り売りに必死だというのに、フィアットは他社の買収をどんどん進めているのだ。先頃クライスラーと資本提携したフィアットは、ゼネラル・モーターズ(GM)に対しても、オペルやヴォクスホールを含む欧州及び南米事業の買収まで提案した。ここまでくれば、フィアットに更なる買収計画があると聞いても、もう誰も驚かないだろう。今回明らかになったのは、カロッツェリア・ベルトーネに対する買収提案である。

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イタリアで最も歴史ある車体メーカー、カロッツェリア・ベルトーネは、裁判所の管理下で経営再建を目指しており、現在その買収に名乗りを上げているのはフィアットだけではない。トリノの実業家、ドメニコ・レヴィーリオ氏、元ランチアCEOジャンマリオ・ロッシニョーロ氏、中国の自動車メーカーFAW、そして素性は明らかになっていないがスペインの会社も、ベルトーネ救済に乗り出そうとしているらしい。なお、フィアットは2年前にも同メーカーの買収に興味を示したものの、その時は失敗に終わっている。

まだ詳細ははっきりしていないが、今回の買収対象は車体製造部門のカロッツェリア・ベルトーネのみで、同じくベルトーネ・グループ傘下のデザイン会社、スティーレ・ベルトーネは含まれていないものと見られている。