ここにきて再び、世界最高峰のモータースポーツF1の分裂問題が現実味を帯びてきている。自らの力で今日のF1を築き上げてきたと自負するバーニー・エクレストン氏が、分裂を見据えて着々と準備を始めているという。F1-Live.comによると、エクレストン氏は先月すでに"GP1"と"GP Series(GPシリーズ)"というロゴの商標を申請済みで、今回はこれに加え、"Formula Grand Prix(フォーミュラ・グランプリ)"、"Formula GP(フォーミュラGP)"、そして"GP3"という商標を出願したという。

今後、FOTA(フォーミュラ・ワン・チームズ・アソシエーション)主導の分裂シリーズが実現し、各チームがこれまでどおりエクレストン氏との提携を望む場合、理論的にはGP3、GP2、GP1というステップアップ式のシリーズが誕生することになるだろう。その一方で、 もしFOTAとエクレストン氏の連帯が進めば、FIA(国際自動車連盟)とその会長マックス・モズレー氏を、再度、交渉の席に呼び戻すきっかけとなるかもしれない。

しかし、現在のF1シリーズに不満を持っているFOTA(フォーミュラ・ワン・チームズ・アソシエーション)が、再びエクレストン氏と行動を共にする可能性があるとは不思議な話だ。その一方で、FOTAは例えエクレストン氏の組織と提携したとしても、エクレストン氏をトップの座から降ろしたいと考えているという噂も飛び交うなど、先行きはまったく不透明である。ともかく、今週水曜日に再開されるFOTAとFIAの交渉の結果を待つとしよう。