人を目的地へと誘導する対話式のナビゲーションシステムは、現在、MP3プレーヤーやウェブ閲覧、無線LANの機能が集約された娯楽性の高いものへと急激に変化している。そんなカーナビのさらなる進化を予測するように、「来年早々、GPSのシステムは3Dになる」と英の車雑誌「オート・エクスプレス」が伝えている。記事によると、ハードウェアの進化に伴い、3Dのカーナビが実現化の方向で動き始めているらしい。ジャガーXJの2010年モデルに搭載されたような、3Dをよりリアルに表示できるデュアル液晶ディスプレイがすでに開発されているからだ。

だが、3Dといっても、赤青フィルムで出来たおもちゃの「3Dメガネ」をかける必要はない。この液晶システムは、右目用、左目用の2つの画像を非常に速いスピードで交互に映し出すことにより、画像を立体的に見せるというもの。さらなるプロセッサーの高速化とメモリーアップが条件となるが、3Dの画像に埋め込まれたランドマークを目印にすれば、目的地を探す作業がグッと簡単になるはずだ。

3Dのカーナビは、まずはカスタム用パーツとして発売されるだろう。上記の記事よりも簡易的なものではあるが、クラリオンは1年以上前から3Dナビゲーションシステムを英で発売しており、ソニーやパナソニックも日本国内では発売済み。さらに技術開発が進めば、個々のブランドに合わせたOEMモデルも供給可能となるだろう。北米での発売も現実味を帯びており、後は発売時期がいつになるかだけだ。