2005年式フォードF-150をベースとしたジェットトラックのビデオはこちらで

世界一クールなバイブリッド・ピックアップトラックと呼べそうなシロモノが登場した。 「でも、1分間に最大で20リッター近くのジェット燃料を使うので、エコ・カーとは言えない」。そう語るのは、このピックアップトラックを所有する米ミシガン州ジャクソン在住のクリス・レンツ氏だ。エコを意識するなら、ジェイ・レノ(米の人気トークショーでホストを務めた)のエコジェットのように、燃料にはバイオディーゼルを利用したほうが良いが、それはともかく、この車は飛行機に搭載すれば時速約830kmをたたき出す、最高出力2727psのエンジンを積んでいる。

この2005年式のフォードF-150 STXは、既存のFoMoCo4.6リッターV8と4速オートマチックトランスミッションで走るが、その荷台に据え付けられたもう1つのエンジンこそが、このトラックを「世界一」と呼ぶにふさわしいシロモノにしている。それは1950年代に当時のチェコスロバキアで製造された航空機用のターボ付きジェットエンジン、Motorlet M-701だ。この重さ約330kgのジェットエンジンは回転数が15500rpmで、約891kgの推力をたたき出すと言われている。

これら2つのエンジンパワーで、"F-150ジェットトラック"は400メートルで時速約166kmに達し、最高時速は約225kmに届くという。荷台のエンジンの取り付け方を少し変えれば、スピードはもっと上がりそうだ。しかし、実はこのトラックのすごさはスピードだけではない。実際に走っている様子を、ぜひこちらのビデオでチェックしてほしい。