注目を集めてきたF1分裂騒動だが、結局のところ来年のチャンピオンシップは通常通リに開催される方向で落ち着きそうだ。イギリス紙『タイムズ』は、何かと話題のFIA(世界自動車連盟)のマックス・モズレー会長が"屈辱的な形で退任に追い込まれ"、彼のF1統治時代は終わりを告げた、と伝えている。

そもそも今回の騒動は、フォーミュラ・ワン・チームズ・アソシエーション(FOTA)側のフェラーリ、マクラーレン、BMWザウバー、ブラウンGPなど8チームが、FIAが一方的に示した来季からの約63億円という予算制限に激しく反発したこと。FIAとFOTAとの話し合いが何度も持たれたが、両者の言い分は最後まで平行線のままだった。先週、ついにFOTAは独自の新チャンピオンシップ開催を発表。FIAが何らかの手を早急に打たなければならないと感じていたのは明らかだ。

モズレー会長退任の意向を受けてすぐ、今季の参戦チームと関連団体は、2年以内にチャンピオンシップ参戦コストを1990年代初期のレベルにまで削減することに同意した。

そして、モズレー会長は次回の再選挙に出馬せず、16年間務めたFIA会長職を退くことに合意した。