イタリア・マラネロの地方警察が、フェラーリの本社がある工場周辺でスピード違反の取り締まりを行っている。

警察はフェラーリの工場へと続くジャルディーニ通りに、両車線が監視できるレーダー付きの監視カメラを設置したのだ。
このカメラの導入で、多くのフェラーリのテストドライバーや、毎年フェラーリの美術館に訪れる20万人ものフェラーリファンがスピード違反で捕まることになりそうだ。

ちなみにジャルディーニ通りの制限速度は50km/h。地上最高峰の速度を誇るマシンにとっては、まったくお話にならないスピードだ。
そんな折、監視カメラに引っかかり、大勢のスピード違反者が出ることに目をつけたピザ屋が現れた。
そのピザ屋の名前は「Ristorante Teatro Caruso di Papozze」。
マラネロで切られたスピード違反の切符を提示した人には、同店の"Velox Pizza"を無料で提供するという。

とはいえ、無料のピザを食べるには、マラネロからピザ屋があるロヴィーゴまで、約2時間の道のりを運転しなくてはならない。無料だからといって、わざわざ2時間もかけてその店に行かなくても、イタリア本場のおいしいピザを味わえるところは他にもあるだろう。

ところで最近、イタリア国内では違法なスピード違反の取り締まり用カメラの設置が発覚したことで、これ以上、取り締まりのためのカメラを増やす必要はないとの抗議の声が高まっている。違法行為で摘発されたのは、カメラを製造したT-Red社。
事件発覚後、同社のカメラは50台没収され、8万1000件の違反切符が取り消しになった。
今年1月、T-Redの経営者らが逮捕され、数多くの市政府関係者も不正行為に関わっていたとして罪に問われている。
情報提供者に感謝!