「最終的に修理費が高くつくのは小型車」と、IIHS(米国道路安全保険協会)が発表した。

都市部では、駐車場や狭い道路での事故は日常茶飯事。スピードが出ていないぶん、たいした修理費にはならないと思うかもしれないが、実は毎年多額の費用がかかっているのだ。
現在市場に出回っている小型車も値段こそお手軽だが、維持にかかるお金のうち、修理費が占める割合は極めて大きい。
IIHSは先日こうした小型車の衝突テストを行ったが、前回の車対車の衝突テストと同様、安全性に不安が残る結果となった。
なお、衝突テストは新しい損害賠償額の査定基準を用いて実際起こりうる事故に即した内容となっており、「オフセット前面衝突試験」(前部の半分に衝突)が2つ、「フルラップ全面衝突試験」(前面の全てに衝突)が2つの、計4つのテストを行った。

テストされた小型車7台のうち、スマートフォーツーだけが何とか基準に達したが、あとはシボレー・アヴェオを除く4車種が最低ランクの「Poor(不可)」と評価された。
最も成績が悪かったのが、韓国の起亜のリオだ。
衝突による修理費を換算すると総額9,380ドル(約92万円)となり、テストされた車の中では群を抜いて高い数字となった。ホンダのフィットとミニクーパーは、小型車としての評価は高いが、テストの結果は両方とも「不可」となった。

一方、安心してドライブが楽しめそうなスマートフォーツーとシボレー・アヴェオは、修理費はそれぞれ3,281ドル(約32万円)と4,490ドル(約44万円)にとどまった。
IIHSの衝突テストでは、障壁にぶつかる際にバンパーがうまく機能しなかったり、横にずれたりという例が多く見受けられた。
安全性を高めるには、あらゆる状況を考えてバンパーの位置をデザインすることが必要といえるだろう。バンパーが働かないと、ぶつかった衝撃でボディは見るも無残な姿となる。
たとえ小型車のように速いスピードが出ない車でも、その修理費にかかる額は大きい。

プレスリリース(英語)には、ビデオ映像と詳しいテスト結果もあるので、ぜひチェックしてみてほしい。