最近の安全技術の進化には目を見張るものがある。
そして、この安全技術の進化をけん引してきたのがメルセデス・ベンツSクラスだということに反論する者はいないだろう。

つまり、Sクラスの安全技術を見れば、次世代の安全技術がうかがい知れるというわけだ。

今回、メルセデス・ベンツはSクラスのESF(安全実験用車両。ESFはメルセデス社での呼称。一般的にはESV)を公開し、次世代の安全技術をお披露目した。
この安全実験車はメルセデス初のハイブリッド車S400ハイブリッドをベースに、事故の際に乗員同士がぶつかるのを防ぐカーテンエアバッグやシートベルトに組み込まれたエアバッグなど、
高性能のエアバックが各種装備されている。

しかし、もっとも驚くべき発明は、前方の車体下に装備されたエアバッグだ。緊急時に車体下のエアバッグが膨らむと、
車体自体が持ち上り、車のスピードが減速するので、衝突時の衝撃をまともにくらわずにすむというもの。

ドライバーが衝突を避けようとする際に、ハンドルが効かないのでは?と不安を感じないでもないが、
そこは長年、安全性について研究してきたメルセデスの技術を信頼していいだろう。
他にも、側面からの衝撃を感知すると、シートのボルスター部分(張り出し部分)が乗員を守るために中心に向かってわずかに動きホールド性を更に高める機能や、
光を反射するタイヤなどアイディアは多様だ。
また、ドア内部には衝突吸収のためのインパクトバーに膨らむ機能を持たせることでバー自体を省スペース化し、衝撃に備えて余分な空間を確保するなどユニークな発明もある。

しかし、世間ではエアバッグの重要性が認められ安全意識も高まる一方なのに、事故への備えにも金がかかる時代になったようだ。
ベンツはまるで"安全性をいくらで買いますか?"と我々に挑戦しているようにも見える。
さらに詳しい情報が入り次第、皆さんにはお知らせしよう。

まずは、ギャラリーの写真でチェックしてほしい。

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