F1の世界には問題点が多いが、中でも大きな話題となっていることがある。
それは、いくら経費削減が行われても、一つのF1チームを運営するには、まだ多額のコストがかかるということだ。例えば、スペアパーツを紙ナプキンのごとく消費することも、その一因だろう。一方、コレクターやF1の熱狂的なファンの中には、本物のF1パーツに大金をつぎ込むことをためらわない傾向がある。先に述べた問題に対する解決の糸口が見えただろうか? いくつかのF1チームは、その答えを探し当てたらしい。それは、昨年のレーシングカーのパーツを低価格で売却することのようだ。そして最近、トヨタも同じ戦略に乗り出した。

現在、トヨタF1チームの公式ウェブサイトでは、あらゆる種類のスペアパーツやボディパーツが販売されている。
安いものから順に、200ユーロ(約2万7000円)のアルミホイール、ブレーキディスクやサスペンションパーツ、上に掲載した写真のアンダーフロアとセットになったエンジンカバーと続き、5000ユーロ(約68万円)のエンジンカバーはアンダーフロアの他、空気抵抗を減らすリアウイングもセットになっている。
それらが高いと思うなら、考えてみてほしい。例えば、人気のフェラーリのパーツに大枚を払うことに比べれば、トヨタのパーツは至ってリーズナブルだ。
スポーツ界の記念品コレクションには、由緒あるチームのブランド名が黄金に値する価値を持つが、今シーズンはトヨタがフェラーリよりも良い成績を出していることを考えると、今がトヨタのフロントノーズを自分の部屋の壁に飾る絶好のタイミングかもしれない。小額の投資だと思えば気が楽だ。