昨年、アウディはプレミアムSUV「Q7」のハイパフォーマンスバージョンであるQ7 V12 TDIクアトロ(日本未発売)を販売した。この新しいディーゼルエンジンは現在Q7だけに搭載されているが、近いうちに他のフォルクスワーゲングループにも(ベントレーとか?)採用されるだろう。V12エンジンが生み出す最大出力は500psで、最大トルクは約105kgm。0~100km/h加速は、わずか5.5秒だ。

V12 Q7 TDIクアトロは今のところアメリカで販売される予定はないが、英の専門家の感想をお伝えしておこう。イギリスのテレビ番組「トップギア」のホスト役、ジェレミー・クラークソンは試乗して複雑な思いを抱いたようだ。多くの人と同じように、彼はQ7のルックスが気に入らず、この車自体がばかげているという判断を下している。しかし、すさまじい動力性能の前には専門家の意見もたやすく変わってしまうことを、この巨大なアウディが証明してみせた。

一般的に4輪駆動車がスポーツバイクと走行した場合、大抵は大きく引き離されるが、このQ7は例外のようだ。Q7に乗ったクラークソンは、スズキの大型自動二輪車、GSX1300Rハヤブサにまたがった「トップギア」のもう1人のホスト役、リチャード・ハモンドと同じペースで走ることができたのだ。さらにV12 TDIは、これほどのパ

ワーがありながら、1リッターあたり11.9Kmという低燃費を実現している。

クラークソンは、「これはヒドイ、最低な車だ。あまりにばかげていてお話にならない。(省略)しかし同時に、最高にすばらしい車だ」とコメントした。それにしても、アウディがこのエンジンをR8に搭載しなかったのがつくづく残念だ。

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