イギリスにおける4月の自動車生産台数は、前年同月に比べて50%以上も大幅に減少する結果となった。そんな苦しい状況の中でも自動車メーカーは工場を完全閉鎖することなく、細々と稼働して生き残る道を探っている。ホンダUKも例にもれず、工場閉鎖などの措置は取っていないものの、主要工場であるスウィンドンの操業を2月から4ヵ月間停止させており、今後については労組側に対し10ヵ月間の賃金カットをのむか、もしくは490人の従業員リストラを受け入れるかの選択を迫っていた。それを受けて、このたび労組では投票が行われ、管理職は5%、従業員は3%の賃金カットを受け入れる方針を決めた。

一方、イギリスでは不況対策として5月から政府による新車買い替え支援策が始まっている。
10年以上経過した車を新車に乗り換えると£2000(約30万円)がキャッシュバックされるというものだ。自動車業界では、この支援策が販売増加につながり、結果として労働者の雇用の継続にもつながることが期待されている。
ホンダUKの従業員は、今後さらに6日間の自宅待機を強いられる状況にあるが、いずれにせよ、今回の賃金カットの受け入れはリストラされるよりはいい選択といえそうだ。