スタントマンのスティーブ・トゥルグリア、世界最大と見られるループ型のコースで車を走らせる

世界には、我々を驚かせる猛者がいる。
例えば、スタントマンのスティーブ・トゥルグリアだ。彼は、イギリスのテレビ番組「Fifth Gear」でトヨタ アイゴに乗って高さ約12mのループを回転するスタントに挑戦した。このスタントはサフォークの空軍基地で撮影され、ケンブリッジの物理学者も企画チームに参加したそうだ。

おもちゃのミニカーをループ型コースで走らせて遊んだことのある人は、可能なスタントだと考えるかもしれない。しかし現実の世界で人間がこれを再現するのは非常に危険で、プロのスタントマンからは"死のループ"と恐れられているほどだ。スピードを出せばループを走行するのに十分な推進力を得られるというわけではない。実際、時速30 miles(約48km)以上でループを走行するドライバーにかかるGは相当なものがあり、速度が速すぎると、ドライバーはGに耐えられなくなってしまう。そこでスティーブ・トゥルグリアは、このGに耐えるためジェット機のパイロットからテクニックを学んだ。

また車にはアプローチアングルとデパーチャーアングル(前輪と後輪が地面と接する角度のこと)を大きくするための改良を施した。そしてドライバーであるスティーブは、正確に時速37miles(約59km)でループに入りこみ、車が1回転する間に、すばやく時速16miles(約25km)まで速度を落とさなければならないのだ。果たして、この挑戦は成功したのだろうか?イギリスで放送される番組なので、結果を知りたい方はネット上に動画が公開されるのをお待ちいただきたい。ここでお伝えできるのはスティーブが次に挑戦するスタント。車には乗らないが挑戦の規模はさらにスケールアップしている。なんと宇宙からのスカイダイビングを計画中なのだ。

スティーブ・トゥルグリアのこれまでのスタント作品の映像と共に、スティーブ本人がスタントと科学の関係について語るビデオもチェックしよう。