先週末の5月17日、クラシックカーを取り扱うRMオークションはサザビーズと共同で「フェラーリ:伝説と情熱」オークションを開催した。
今回の目玉は、1957年に生産されたシャシーナンバー「0714TR」の250テスタロッサ。"ポントゥーンフェンダー"と呼ばれる美しいフェンダーラインをもつ250テスタロッサは、たった22台しか生産されなかった超稀少車。今回出品された車は、プライベーターとして1958年から1963年にかけてレースに参戦し優勝もしている。車の状態も非常によく、黒のボディに赤のフロントノーズが特徴的だ。
RMオークションは、昨年の「フェラーリ:伝説と情熱」で、1961年式「250 GT SWB カリフォルニアスパイダー」を出品し、当時の最高落札額がつけられたが、今回はその落札額を上回るだろうと言われていた。そして期待どおり、今年出品された250テスタロッサは最終的に約1200万ドル(約11億7000万円)で落札された。

この250テスタロッサには、それほどの価値があるのだろうか?こう考えてみよう。
優れた芸術作品は、常に数千万ドルで売られ、時には1億ドル(約96億円)を超えることすらある。もしあなたが、250テスタロッサをフェラーリとデザイナーのスカリエッティが生み出したすばらしい芸術作品であると考えるなら、1200万ドルは掘り出し物だろう。加えて言うと、ピカソの作品は、最高回転数8000rpmで走らせることはできないし、由緒あるカーレースに参戦することもできないのだ。

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