28日、アメリカ大手自動車メーカーのクライスラーが債務の削減について、主要な金融機関との基本合意に達したと報じられた。しかし、クライスラーが破産法申請から逃れられたわけではない。フィアットのセルジオ・マルキオンネ最高経営責任者(CEO)が、カナダ自動車労組(CAW)のケン・ルエンツァ委員長に明かした情報があるらしい。ルエンツァ氏によると、マルキオンネ氏は、クライスラーが生き延びるか沈むか、残り2日と迫った状況の中で、もし自身が資産を投じなければならない立場だとしたら、「様々な要請を無視してでも、連邦破産法11条の適用を申請するよう提案する」と語ったという。

また、ルエンツァ氏は「マルキオンネ氏は、カナダの工場の情勢は悪くないと語った」と伝えた。しかし、この発言に関しては、眉唾ものだ。我々は、マルキオンネ氏の"公式な"発言がフィアットから公表されるのを待つとしよう。フィアットがクライスラーに資本を注入する見込みは低いとされながらも、依然として救世主としての期待は高い。何にせよ、現時点で人々が聞きたいのは、カナダの工場がどうだという話の前に、まず、クライスラー本体のことである。