20世紀前半に栄華を誇った名門ブガッティには苦難の時代も訪れたが、今、改めて伝統のレーシングスピリットを証明してみせた。歴史の空白を埋めるべくブガッティ誕生100周年を記念して、ブガッティは今回、イタリア北部コモ湖のほとりにあるエステ荘で行われたショーにおいて、予定通り特別仕様のヴェイロンを4台発表した。

今回のショーに向けて製造された4台のヴェイロンは全てボディカラーが異なり、クロームメッキのフェンダーとのコントラストが美しい。それぞれには、ブガッティが全盛期を誇った時代に活躍したレーシングドライバーの名前がつけられ、なんとその4台のヴェイロンすべてが、その輝かしい歴史の功績を証明するように伝説的なグランプリ・カーであるブガッティ タイプ35を伴って現れたのだ。

グランプリ史上最も成功したといわれるレーシングカー、ブガッティ タイプ35は、両世界大戦の合間に行われた10年間のレースで2,000回以上の勝利を収めている。軽量化や操縦の容易さをとことん追及したことで、当時最も人気のあるレーシングカーにのぼりつめたのだ。では、その4台のタイプ35と共に誇らしげに登場した、それぞれのヴェイロンを紹介しよう。ブガッティ・ヴェイロンJean-Pierre Wimille(ジャン・ピエール・ウィミーユ)エディションは明るいブルー、Achille Varzi(アキッレ・ヴァルツィ)エディションは深みのあるダークレッドだ。さらにMalcolm Campbell(マルコム・キャンベル)エディションはダークグリーン、Hermann zu Leiningenエディションはオフホワイトとなっている。今のところ、これらの特別仕様車が売りに出されるのか、フランスのアルザス州にある本社に保管されるのか公式な発表はないが、もし市場に出るようなことになれば、想像を絶する値がつくのは間違いない。

このエステ荘でのお披露目は、先月ジュネーブモータショーで発表されたヴェイロンBleu Centenaireに続き、ブガッティが今年行う記念イベントの2つ目になる。次回は8月にペブル・ビーチで、最後は9月12日にフランスのモールスハイムで行われる予定で、両方とも見逃せないイベントになりそうだ。しかしその前に、まずは下のギャラリーでエステ荘での素晴らしい写真をチェック。もっと知りたい方は、プレスリリース(英語)を読んで欲しい。

Related Gallery:Bugatti Veyron Centenaire editions at Villa d'Este