偉大なるフェラーリ612スカリエッティ ― その後継車のプロトタイプについては4月8日のスパイショットで紹介したばかりだが、さらに続報が入ってきた。V12エンジンを搭載した4シータークーペである612スカリエッティは、フェラーリの現行モデルの中では最古参。理屈で考えれば今回のモデルチェンジに不思議なところはないのだが、その新型GTカーの性能に関しては、まだ謎の方が多い。

情報筋によると、現行車のモデルチェンジというよりは、新モデルの誕生といった方が適切なようだ。もともとスカリエッティに搭載されていた575モデルのV12エンジンは、Enzo (エンツォ)のエンジンを搭載するのではないかと予測される。現段階で言えることは、テールパイプがフェラーリCaliforniaのように左右縦2本出しのデザインに変更されているということ。またボンネットに四角い大きな盛り上がりが見て取れることから、後継車はフェラーリの技術を結集した大パワーの次世代パワートレインを搭載しているものと思われる。フェラーリでは、ハンドリングとトラクションの性能を向上させるため、2WDと4WDに切り替えられる「パートタイム4WD」方式の研究開発に力を注いできた。この新型車には、F1マシンにも採用されているKERS(運動エネルギー回生システム)を採用したハイブリッドブレーキシステムも搭載され、直噴エンジンが採用される可能性が高いだろう。新型フェラーリ612スカリエッティは2011年にデビュー予定とのことだが、早めの登場を期待したい。