これまで長いことGMを批判してきたマイケル・ムーアは、オバマ大統領がGMのリック・ワゴナー会長を辞任させたことに対し、"スーパーヒーローのような行為だ"と賞賛している。言動は例のごとく極端だが、ムーアはミシガン州フリントで多くのGM工場が閉鎖されたことより、労働者が大量に解雇されたことに対して批判を続けてきた。
ムーアはワゴナー会長の辞任に対し、"今まで何十年も企業のトップとしてぜいたくな生活をしてきたツケが回ってきた"と自身のブログでコメントしている。世間を騒がすようなドキュメンタリー映画の監督であり、活動家であるムーアは、ワゴナー元会長が2300万ドル(約23億円)の退職金を手にするのは、国民の声を反映して政府が辞任に追い込んだためなので仕方がないと認めている。

彼は最後に、政府が自動車メーカーには厳しい対応を求めながら、銀行には素早く不良資産救済プログラム(TARP)が適用したことについても述べており、この対応の格差に関しても何か解決策を示してくれることを大統領に望んでいるという。ムーアの意見には賛否両論あるだろうが、少なくとも彼はこれから先の景気の見通しに、かすかな望みがあると信じているのかもしれない。