2009年3月5日、テラフージア社の空飛ぶ自動車Transitionが初飛行に成功した。この出来事が、1903年にキティホークで処女飛行を達成したライト兄弟と同じくらい航空史に残るものとなるかどうかは今のところまだ分からない(笑)。しかし今まで空陸両用車の開発には試行錯誤が繰り返されてきただけに、テラフージア社はこの分野において最も期待が寄せられるメーカーとなったことは間違いないだろう。2006年の初め、マサチューセッツ工科大学卒の5名のパイロットによってTransitionの試作機のテスト飛行が行われた。オートブログはその時の様子をレポートしたが、当時のことを思うと大きな発展を遂げたものである。
Transitionは折りたたみ式の翼によって、道路を走ることも空を飛ぶことも可能となっている。翼の折りたたみに要する時間はわずか30秒だ。しかも翼を折りたためば普通のガレージに収納できるくらいコンパクトなので、飛行場で格納庫を借りなくても済むわけだ。さらに、道路を走るのと空を飛ぶ動力は同じガソリンエンジン(搭載位置は不明だが)を使用するため、日常的な不自由さはない。
今回のテスト飛行はニューヨーク州プラッツバーグで行われ、米空軍予備役のPhil Meteer大佐の操縦の元、無事成功した。テラフージア社は、Transitionが高度450マイル(約700km)までは、時速115マイル(約185km)以上で飛べると豪語している。また同機はFAA(米連邦航空局)が新設したライトスポーツエアクラフトというカテゴリーに分類されるため、操縦するにはスポーツパイロットのライセンス取得が必要となる。下のギャラリーにてテスト飛行の写真を、さらにこちらで映像をチェック!

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