F1を主催しているFIA(国際自動車連盟)は、今シーズンから勝利回数で年間総合優勝者を決定する、と発表した。つまり、より多く優勝したドライバーが、最終的にチャンピオンになるということだ。2003年以降、F1のポイントシステムは1位に10点、2位に8点、3位に6点、以下、8位の1点まで1ポイントずつ減る仕組みになっている。8位までポイントが拡大された理由のひとつには、当時、あまりにも強かったミハエル・シューマッハをどうにかして年間王者から遠ざけるための苦肉の策だったとも言われている。しかしシューマッハの引退後、ポイント制では、優勝に値するドライバーであっても王者になれないとして、このシステムが批判され始めた。例えば昨年のチャンピオン、ルイス・ハミルトンの場合、優勝は5回だったが、2位のフェリペ・マッサは6回。ハミルトンとマッサのポイント差はわずか1ポイント。今季のシステムを昨シーズンに導入してくれていれば、とマッサは今頃悔しい思いをしているかもしれない。
この新システム導入で、ポイント稼ぎの戦略などは無意味なものとなり、各ドライバーたちは優勝に向けて激しいレースを展開してくれることだろう。ちなみに勝利回数が同じだった場合は、従来のポイント制を適用し、チャンピオンを決定するそうだ。これで今季のF1から、ますます目が離せなくなりそうだ。情報提供者に感謝!