あの懐かしの、ド派手刑事アクションドラマ「西部警察」のビデオを発見した。映像は米国で発売されている日本のビンテージ・カー雑誌『Japanese Nostalgic Car』のインターネットサイトに先週掲載されたものだ。3部構成の映像には、シリーズⅠの第45話「大激走!スーパーマシン」の一部が納められている。日産スカイライン2000 GT TURBOをベースにした伝説の特殊車両"マシンX"(名前より実際のほうが遥かにカッコイイ!)が「西部警察」にデビューした記念すべきエピソードだ。日産は「西部警察」に車両を全面提供していたが、中でも日産が劇用に初めて造った特殊車両がこの黒い"マシンX"なのだ。当時では最先端といわれた技術を駆使した特殊無線装置やカメラ、マイクロコンピュータを搭載し、悪党どもを追い詰めていく。一方、悪役が運転しているのがフォードのマーキュリー・クーガー。その白いボンネットには はっきりと"火の鳥"ならぬ"断末魔にあえぐ鳥"のエンブレムがペイントされている。まさにフィクションの世界でも日本車対アメ車の戦いを垣間見ることができるのだ。しかし、理屈は抜きにしてとにかく楽しめる作品だ。仕掛け満載の懐かしき"マシンX"の精神は、「キャノンボール2」(1983年)でジャッキー・チェンが操る三菱スタリオンへと受け継がれていったのかもしれない。1980年代の人気テレビシリーズ「ナイトライダー」のカムバック版でヴァル・キルマーが声の出演をしている会話する車"キット"よりはるかにイケてるのだ。さあ、ビデオを楽しもう。