スイスの元投資銀行家が、BMWの大株主スザンネ・クラッテンに対し、自分との不倫ビデオを公開すると脅迫した罪で6年の実刑判決を受けた。
ヘルグ・ズガルビ被告(44歳)はミュンヘンの裁判所で、クラッテンさんと他3人の女性から総額1000万ユーロ(約12億円)をだまし取ったことを認めた。 事件の全容はこうだ。ズガルビ被告は戦争地域に派遣されている特使を装って、BMWの大株主であるクラッテンさんに近づき、密会を重ねるなどして信頼関係を築いた。しばらくすると、ズガルビ被告は交通事故でアメリカ人の若者を大怪我させてしまい、実刑を免れるための示談金が必要だとクラッテンさんに助けを求めたため、彼女はその話を信じ、ズガルビ被告に700万ユーロ(約8億7000万円)を渡したのだ。

これに味をしめたクラッテン被告は、示談金以外にも、クラッテンさんに度々金銭を要求。さすがにズガルビ被告との関係を絶とうしたクラッテンさんに、被告は「2人が性的関係にあったことを示す写真やビデオをマスコミや家族や同僚に公開する」と脅し、要求に応じるよう迫った。クラッテンさんは、フォーブス誌の世界長者番付に推定資産100億ドル(約9870億円)としてランキングされているほどの大富豪。