過去のブランドを復活させる戦略はそう簡単にはうまくいくものではない。アストンマーティンがラゴンダの復活を発表した時、我々は大きな期待と共に大いなる懐疑心を抱いた。しかし、 ジュネーブモーターショーで初公開されたラゴンダの写真を見て、現地で取材するAutoblogのスタッフは全員、胸を撫で下ろした。ラゴンダが誰も考えもしなかったような、クロスオーバー車に生まれ変わっていたからである。(クロスオーバーはアストンマーティンとは縁がないと決めつけていた)。

風格あるセダン、そして高級グランドツアラーとして知られるラゴンダブランドは、100周年を記念して復活した。アストンマーティンにはスポーツカーとGT以外の販路を拡大したいという狙いがあり、ラゴンダのデザイナーは会社の思惑通りに新しいラゴンダを生み出した。デザイナーにとっては過酷な挑戦だったと言えるだろう。

これまで世界中のメーカーが数々のクロスオーバー車を発表してきたが、ラゴンダのコンセプトカーはクロスオーバーというスタイルに革新的なアプローチをしている。フロントグリルとキャラクターラインは最新のアストンらしいデザインであるが、ボンネットの先端がほぼ直角に曲がったフロント部、サイドまで伸びたヘッドライトカバー、丸くてずんぐりとしたリアサイドといったデザインは、高級感を与えつつも力強さを表現している。リアから見た姿はまるでベントレーを思わせるが、ラゴンダの客層にしてみれば悪くないのかもしれない。あくまでコンセプトカーであることから、V12エンジンの搭載は決まっているものの、排気量と出力は未発表。22インチの巨大なホイールも採用されるかは不明だ。しかし高級感、機能性、先端技術を併せ持つ、長距離ドライブに適した車というのが、アストンマーティンが打ち出したラゴンダのコンセプトである。

アストンマーティンのCEOであるDr.ウルリッヒ・ベッツは、ラゴンダを中東、南アフリカ、中国、インド、ロシアなどの新興市場を中心とした100カ国以上で販売したい(現在は32カ国)と語る。ラゴンダがモスクワの街中を走っている姿を想像できても、ヨーロッパや北米諸国と同じように温かく受け入れられるかどうかは定かではない。しかし、闘いはまだ始まったばかり。この復活の勝敗はまだ分からない。

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アストンマーティンのCEOであるDr.ウルリッヒ・ベッツは、ラゴンダを中東、南アフリカ、中国、インド、ロシアなどの新興市場を中心とした100カ国以上で販売したい(現在は32カ国)と語る。ラゴンダがモスクワの街中を走っている姿を想像できても、ヨーロッパや北米諸国と同じように温かく受け入れられるかどうかは定かではない。しかし、闘いはまだ始まったばかり。この復活の勝敗はまだ分からない。