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小型のスーパーカーに大きなエンジンを載せる。いかにもアメリカ人のやりそうなことだが、イギリス人だって負けてはいない。これを証明したのは、発表されたばかりのアストン・マーティン V12 ヴァンテージだ。
V12 ヴァンテージは、来月行われるジュネーブ・モーターショーで正式発表される予定だが、それに先駆けての公開となった。しかし、残念ながら最初に生産される 1000台のうち、大西洋を渡ってアメリカに到着する車は1台もない("合法的に"という意味では)。アメリカのアストン関係者に話を聞いたところ、 V12ヴァンテージはフロントが重すぎるため衝突安全テストに合格できないことが分かったそうだ。またオプション扱いのエアバッグ、アルカンターラ仕様の カーボンケブラーのバケットシートなども問題となったようだ。イタリア、ナルドーのテストコースで実証された190mph(時速約306km)のスーパー カーにもかかわらず、V12ヴァンテージはアメリカで歓迎されないのである。

V12ヴァンテージは今年アストン・マーティンから新しく発表される4車種のうちの1つだが、4ドアクーペRapideの初のオフィシャルショットをすでに公開し、DBSのコンバーチブルもV12ヴァンテージと共に、ジュネーブでお目見えするという情報もある。アストンは厳しい経営状態(銀行の差し押さえの危機にある)にも関わらず、89年まで生産していた4ドアセダン、ラゴンダのファースト・コンセプトカーを発表する予定だ、とも言っている。もちろん、新型車One-77がベールを脱ぐのは言うまでもない。それだけに、V12ヴァンテージがアメリカ上陸とならないのはがっかりだ。

アメリカ運輸省は本当に締め出すつもりだろうか?

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