スズキのアメリカ法人、アメリカンスズキモーター社は、2005年と2006年モデルのバイク、GSX-R1000をリコールすると発表した。リコールの対象は26,082台にのぼる。問題の箇所はフレームで、ハンドルまわり、トリプルクランプ付近とみられている。荒っぽい乗り方をすると、この部分に亀裂が生じる恐れがあるという(荒っぽい乗り方については後ほど)。スズキは、フレームに少しでも亀裂が見つかれば、問題部分を新たな強化ユニットに交換するとのこと。もし異常がない場合でも、特殊な固定具でフレームを補強したうえ、5年間の保証を付けると言っている。
一体、"荒っぽい乗り方"とはどんな乗り方なのか? 率直に言おう。1000ccクラスに乗るライダーは、時に、前輪を路面から浮かしながら後輪で走行するウィリーを楽しむ。街中であろうが危険を招こうが、彼らにはまったく関係ない。しかし、GSX-R1000はレース用バイクとしてデザインされたもので、最高のライディング技術によって、サーキットを駆け抜けるために生まれたマシンである。派手にウィリーなどして荒々しく前輪を着地させるような扱いをすれば、バイクへの負担はかかって当然だ。設計者はそのような乗り方を想定していない。スズキがこのような危険行為を把握したうえ、それを正すべく、リコールに踏み切ったことに大きな拍手を送りたい。

■関連リンク
スズキ「GSX-R1000」の2012年モデルは2kgの軽量化で、さらに走行性能アップ!

最高速記録を樹立したスズキ「キザシ」が突如街中に!
【ジュネーブショー 2011】スズキの「スイフト S-コンセプト」は次期型「スイフト スポーツ」!?
【PR】 スズキの購入を考える前に!まずは愛車の現在価格を調べよう!